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さらば平成!平成最後のメッセージ



このメルマガは、平成31年4月30日、

つまり、平成最後の日に書いています。


とうとう平成が終わりますね。

何しろ、私にとっては20代、30代、40代を過ごした平成、

その大半を南半球のオーストラリアで過ごした平成ですから、

感慨深いですね。


皆さんはどんな思いで平成最後の日をお過ごしでしょうか?


この30年、実に様々なことがあったわけですが、

日本という国の平成という時代をどう総括すべきでしょうか?

色々な切り口があるでしょう。


海外から日本を見ていた私ですが、

次のように総括したいと思います。


すなわち平成とは


「日本がぼろ負けして国際的存在感を低下させ、自信を失う一方で、

先の敗戦で失った自身(セルフ)を取り戻し始めた時代であった」


自身は、アイデンティティとも言いかえられるでしょう。


まずボロ負けですが、

何しろ、世界のGDPに占める日本のGDPの割合が

三分の一に低下してしまいました。

日本人は何となく、

90年代初頭のバブル崩壊から立ち直れずにいる、

と思い込んでいますが、

本当の理由は、世界の動きに取り残されてしまったことです。


いやはや、通信技術の目覚ましい発展に伴う

世界のグローバル化は凄まじかったです。

そのグローバル化を徹底的に自己の利益の為に利用する

グローバリストが進めるグローバリズムは

露骨な弱肉強食主義でした。


日本は時代の急激な変化に対応した構造改革ができず、

金融政策で何とかしようとしましたが、うまくいきませんでした。

根本的な問題を解決できないからです。


この遅れを取り戻すことは容易ではありません。

もたつく日本をしり目に世界は

さらに第四次産業革命に突入しています。

日本は部品サプライヤーに後退してしまいました。


先端産業に集中投資しなくてはならなかったときに、

「二位じゃだめなんですかあ」

なんてやっていたのは本当に痛かったですね。


グローバリズムへの反発が

世界的に巻き起こっていることを捉えて、

「グローバリズムは終焉した」という識者もいますが、

先端テクノロジーがけん引するグローバル化自体は

今後も加速していくでしょう。

日本がなすべきことは根本的な構造改革です。


一方、敗戦後に占領軍が敷いた

「戦後敗戦レジーム」を脱却しよう

という動きが高まったのも特筆すべき出来事でした。


私が子供のころは日教組の教師が真剣に

「日本人は侵略戦争を始めた悪い国だから、罰せられたのだ」

という一方的な歴史観を刷り込んでいました。

そして、憲法9条に象徴される平和憲法こそが

日本に平和をもたらしてくれると教えられました。


情けないことに、日本人は占領軍自体が

「改正の必要あり」と考えた憲法を

一文字も変えることができずにいます。

マッカーサーは帰国後

「ドイツ人はやがて本来の自分を取り戻していくだろうが、

日本人は12歳の子供なので、

私が教育したとおりに生きていくだろう」

という趣旨のことを米国議会で言いました。


まあ、本当にそうなってしまったわけですが、

それでも、「我々日本人とは何者なのか?

我々の歴史とは何なのか?日本人の誇りとは何なのか?」

という覚醒のプロセスが(やっと)始まったのはいいことでした。


これを「右傾化」と警戒する人々もいますが、

そういう人たちこそ

コンサバティブ(保守的)な思考の人たちです。

時代に合わせて随時憲法を改正すべきと考えるのは、

この日本においては革新派なのです。


日本人が遅ればせながら

セルフを取り戻し始めたのはいいのですが、

外国人に「日本人だけが知らないけど、

日本はこんなにすごい国なんだよ」と言われて

喜ぶのもそろそろ終わりにしなければなりません。


その興奮は平成の時代に置いていきましょう。

もちろん、歴史上の大失敗と、

そこに潜む日本人の弱点もよく認識することも重要です。


セルフを取り戻したら、

ぼろ負けの日本の再建に取り組まなければなりません。

このままでは日本は二流、

三流先進国に転げ落ちるのは時間の問題です。


お叱りを受けるのを承知ではっきり言いましょう。


平成の時代、日本がボロ負けしたのは

世界の動きについて行けなかったからですが、

それは、日本の政界も財界も

日本を適切な方向にリードできなかった、ということです。


その時代の変化を捉えられなかった方々が

依然として指導層にとどまる限り、日本の復活は無理です。

歴代経団連会長はメールもできなかったのですから!


新しい世代が新しい時代を切り開かなければなりません。


4月20日に開催された

「日本エア野党の会第一回オフ会」には、

素晴らしい方々が集まってくれました。

才能と意思のある市民が立ち上がり、

日本をやり直さなければなりません。


令和は日本再建の時代です。

我々に諦めるという選択肢はないのですから。


( 山岡 鉄秀 :Twitter:https://twitter.com/jcn92977110